2006年3月号

期間限定 「現在に蘇った戦艦大和!」




昭和16(1941)年12月16日
広島県・呉市の海軍工廠で極秘裏の内に完成した。
全長263m満載重量72800t最高速51km/hの「世界最大最強の戦艦」大和は
世界最大の46cm主砲9門を備えるなど
その類を見ない破壊力によって日本を勝利に導くべく連合艦隊の旗艦に就任した。
しかしガダルカナル島の敗退、連合艦隊司令官・山本五十六のソロモン諸島での戦死など
戦局は悪化の一途を辿り、大和が初めて出撃した昭和19年6月のレイテ沖海戦でも、
姉妹艦 ・武蔵を失い、敗退を余儀なくされた。
そして、運命の昭和20年4月6日
沖縄に向けた「水上特攻」の命を受けた 大和は
召集後まもない10代半ばから20代の若者たちが大半の3000余名の乗組員たちと共に出撃
翌7日、アメリカ 軍艦載機延べ300機の激しい爆撃と、魚雷攻撃を受け
午後2時23分、轟沈した。生存者はわずか270余名、さらに戦後60年を経て
その内の20数名が、「大和の最後の真実」を知るのみである。




そんな悲劇の戦艦「大和」が広島「尾道」に蘇った!



子供の頃、戦艦プラモデルとか作りませんでした?

男なら一度は体験しておかないと!!!


アクセスはコチラ


兵庫から車で3時間ほどで到着

ここで現在の「大和」は造られた 駐車場から
無料のバスで向かいます
この奥にあの有志が!


そして、いきなり目に飛び込んできたモノは




日本海軍の軍艦にしかつけられない
「菊花紋章」の艦首がお出迎え
ちなみに「波動砲」は見つけられませんでした(爆)


入場料は500円です 艦長コスプレの
受付お姉さんがお出迎え
この階段を登ると




大迫力! 当時世界最大「46センチ主砲」



ある人との比較(笑)

ここでお気づきの方も多いと思いますが

実は映画のロケセットということで
「第一主砲」「司令塔」「第三主砲」は再現されてません。
まあ、ココまで作ってること自体脅威的ことなので多くは望みませんけどね、、、

所々に説明ボードが これは副砲だったかな? しかしよくできてるわ!



本当は立ち入り禁止なのですが、平日でお客さんが少ないこともあり
特別に機関砲に座らせてもらってました。
しかしロケセットの割には細部までしっかりした造り込みができていて
この機関砲もちゃんと左右に動くじゃないですか
さすが6億円かかっていることはある!


残念ながら海の上ではありません これは何センチ砲かな? ほんと巨大な建造物です、、


最後にちょっと夢のない舞台裏など



セットの下側はこんな感じで鉄骨むき出し

あと鉄板に見えていた装甲は、、、

ベニア板

だったりします
綺麗にウエザリング(汚し)してあるんだけど
叩くと
「ボコボコ」
いったりするし(笑)

だから
「不沈戦艦」
言われてるそうです(核爆)
(シャトルバスの運転手談)



ちなみに本当の「戦艦大和」が造られた「呉」には

実物大オープンセットの参考にもなった
十分の一スケールの模型が展示してある

があります

尾道から車で2時間ほどかかりますが
せっかくなので行ってみることに

やっとついた! 結構遠い これで何ノット出るのかな? いざ! 大和へ 入場料は500円


舘中で出迎えてくれたのは、、、




完全版 「戦艦大和」


各武器などの説明 やはり「波動砲」はないか(しつこい) ロケセットではなかった後部




「戦艦大和」模型の他には
呉工場で造られた軍艦などの模型や
実物大ボイラー(エンジン)などの模型が展示されてます


ゼロ戦も展示 これは特攻潜水艇 各種砲弾など




お約束のお土産なども購入できます(笑)






最後に

第二次世界大戦が終戦して60年あまり
戦争は悲しいものであり
二度と起こしてはいけないものと思います
過去の記憶を忘れないためにも
一度過ちの遺物にも目を向けるのもいいかと思いました。

機会があれば皆さんもぜひ訪れてみてください
期間限定ですけどね、、、
(大和ミュージアムは限定ではありません)