野草を食べてみよう!




埼玉県大里郡妻沼町・・・たくみさんの実家のある妻沼町は本人曰く、野草の宝庫なのだそうだ。そこで野草を色々採取してキャンプで調理し、食してみようということになりました。

そして最初に向かった場所でこのような美しい情景が目に飛び込んで来たのです・・・


カラシナをたくみさんが摘む スコップで根を掘り返してから引っこ抜く ノビル、洗ったらこんなに白い


この一面に咲き誇る「カラシナ」。僕なんかもしかしたらこんなに見事に咲き誇ってるのを見るの初めてじゃなかろか???なんて思い、見とれていました。しかしこれを食うんよね。(笑) 一見、ここはカラシナ畑で、勝手に取っちゃいかんのじゃないか?と思われましたが、これは畑じゃなくて毎年勝手に自生しているカラシナなんだそうだ。当然採取自由。時期が来るとここに水が押し寄せ、このカラシナは水没することになるそうで、むしろ採って食わなきゃもったいない!とでもいうべきものだそうな。

すごいね!妻沼町!

そしてその中に入って行き、すでに花の咲いているのではなくてまだつぼみの状態のやつをひとしきり採取。
これで一丁上がり!

そして次は別の場所へ・・・今度は「ノビル」だ。「どれがノビルかわかりますか?」 ・・・という
たくみさんの問いかけに僕はノビルというものがどんなものか知らなかったので適当に、「これかな?」と言ってみると、「それはヨモギです。」(笑) と。オレはヨモギも見分けがつかんのか・・・!?と恥じ入ることしきり。(笑)

ノビルは葉ももちろん食べられるが、一番美味しいのは根っ子・・・球根の部分で、食べるとタマネギか、ネギのような味わいがある。葉っぱを持って引っこ抜くと途中で千切れて球根だけ土中に残ってしまうので、あらかじめスコップで土を掘り起こしておいてから大きい球根を持ったノビルだけを選別する。

カラシナ

中国原産の越年草で、日本各地で広く栽培されている。 日本の各地で栽培されていて、葉は漬物などとして大量に利用されています。 春の若芽を摘んで、軽くゆでて水にさらしてアク抜きしてから調理。おひたし、辛子あえ、白あえ、一夜漬けに、生のままころもをつけて天ぷらに。

ノビル

日本全土の日当たりのよい草地、土手などに普通に群生する多年草 。地中には小さな鱗茎(りんけい)があり丸く白い下部にはひげ根があり、全草にはネギのような芳香があります。春から初夏にかけて、地中の鱗茎(りんけい)を抜き取って、そのまま水洗いして用います。 日本では、山菜として食用に食べらていて、万葉の昔から春の幸として親しまれています。 まだ花が咲かない若い全草を抜き取って、ぬた、雑炊、いため物にして食べます。


神社にズカズカ入っていく 鳥居も横を通り抜け・・・ そこはセリの宝庫だった


お次は「セリ」だ。セリのありかはたくみさんが誰にも教えていない秘密の場所です。神社の駐車場に車を止めたたくみさんはズカズカと神社内に入っていく。そして鳥居も中を通らずに横をすり抜ける。(・・・バチ当たりな???)(笑) するとそこには一面のセリ!!!すげえぇ!なんでこんなに生えてて誰も採ったりしないんだぁ?と驚き。そこでも十分セリを採取。よっしゃ、これくらいで勘弁しいといてやるか・・・

帰る時にはちゃんとお参りしておきましたからご心配なく。「自然の恵みを有難くいただきます!」ってね。

セリ

春の七草の一つで,若い芽は香りが良く、お浸しや鍋物などにして食べられる。しかし,似たものにドクゼリ(毒芹)というのもあるから注意が必要です。


カラシナを洗う セリをナイフで切る ベーコンと一緒にカラシナ・セリを炒める


キャンプ場に着き、料理を始める。ちょうど花見の時期で周囲はサクラが満開!その元で(その上で)(笑)自然の恵みを頂くなんてなんて贅沢なことでしょう。


出来上がり ノビルは酢味噌と和える。うまいぞ! 眼下にはサクラが満開


野草のベーコン炒め、ノビルの酢味噌和えなど、美味いのなんの!これまでこんな風に野草を食べたことのあまりなかった僕としちゃ、目から鱗が剥がれ落ちたような気分に。(ツクシやスカンポくらいかなぁ、子供の頃に食べたの)
こういった野草を知っておけばどこかキャンプ場に行った時でも貴重な食料として食べられる・・・特に有事の際なんかにね。(有事の際ってなんだろ?)(笑)

いい体験が出来ました。もちろん次の日は
下痢しましたけどね。(爆笑)