以前、友人とのキャンプでスモークをやったのですが、スモークし過ぎたのかとても苦くて食べられないものになってしまいました。それなら今回オレら流料理術で最高のスモーク料理を作ってやろう!というのが発端。 前回のスモーク器は市販のものだったので、オレらはスモーク器を自作するところから始めてみようじゃないか! 説明しよう!「スモーク」とは「燻製(くんせい)」の事である。(タイムボカン風) もともとは食べ物を長期間保存するための方法の一つで、塩漬けや乾燥によって水分を抜いた後、さらに煙でいぶすことで腐敗や雑菌の繁殖を防ぐのである!(^^) でも今回のは本格的なスモークではなくて、香りや味を楽しむための料理方法です。長期保存を目的とした本格的なスモークは数週間もかけて燻煙をするそうです。 |
スモーク器の製作材料。 全て自作なのだ!!! |
T野村が斬る!カッターで斬る! |
出来上がり!すげー完成度だ! スーパースモークマシン1号よ! |
材料は「段ボール箱」、「網」、「アルミの皿」、「バーベキュー串」(網を支えるため)、「テープ」。それと「スモークウッド」(今回はサクラ)。総額1000円未満で出来ます。 作り方は完成図を参考にしてください。(笑) 「スモークウッド」はアウトドアショップで手に入ります。それ以外はどこにでもありそうな物ばかり。ほとんど100円ショップで買い揃えました。 |
内部の構造。上が網を置いての食材置き。下が薫煙発生場。 |
オレら流ステッカーも貼りつける。 ちゃんと取っ手も付いているぞ! |
心のオアシス(笑)も貼り付け完了。 ところで誰なんでしょう? |
底は箱を空けた状態です。スモークウッドに火をつけるので底は地面の方がいいだろうと。 それと底から空気が入るようにしてます。完全に密閉したら燃えないもんね。それ以外は密閉出来るようにします。 そしてステッカー・シール・写真など思いのままに貼り付けましょう。落ち葉などを張って芸術的センスをアピールするのも一興! 俺ってこういうセンス無いからなー。(;_;) 恥ずかしい写真を貼って、人が通るときに見られるのも羞恥心を感じてなお良し。(笑) 実際恥ずかしかったので、何回か隠しました...。(;_;) |
スモークする食材の数々 | 装填完了! | スモークウッドに火を点す! |
今回スモークする食材として、最初に思ったのは「地元の名物をスモークしよう!」ということ。 愛知県なので「ういろう」と「手羽先」をやってみようよと言ってたのですが、キャンプ地が静岡県寄りで名古屋から離れていたためか両方とも手に入りませんでした。(泣) 来年秋にも愛知県でリベンジキャンプやるつもりなのでその時まで楽しみは取っておくということで。 えっ? やるの? 「ういろう」のスモーク...。 今回はタマゴ・ソーセージ・焼豚・チーズ・かまぼこ・たくあん・ぼら&サーモンの刺身・たこ・たらこ・ドーナツ(!)などをスモークしてみました。 |
おおー、煙が充満。 下部から煙が漏れる。 |
見事、食材たちがスモーク料理に早変わり! | だから、あんた誰!!!??? |
最初、40分くらいスモークすればいいかな?と思いましたがやってみるとあまりスモーク感が無く、しっとりした感じ。2時間ほどやればそこそこうまくいきました。しかしやはり食材によってそれでも足りないものもあったのでその辺は食材を分けるべきかな。 そうやな。煙を吸いやすそうな物、吸いにくいそうな物でスモークの時間を変えるといいのかもな。煙を吸いにくいそうな物は2度3度スモークしてみるとか工夫が必要やな。 それと最初から味がついているものはいいとして、それ以外は下ごしらえをするか否かがうまさの秘訣。 刺身・たこ・焼豚などはきっちり下ごしらえをしておかないとただの焦げ臭い食べ物になってしまいます。 確かに下味は重要やね。味が薄いと煙で焦げ臭い感じがするし、味が濃いとスモークで水分が抜けて更に辛くなってしまうし。まあ辛目の味だったら酒が進むんで、それはそれでいいんだけど。(笑) 今回美味しかったものは「カニかま」(これは大ヒット!)、醤油で漬けておいた「ぼらの刺身」、「チーズ」。 薫煙時間が足りないものは「たらこ」。ドーナツはただの焦げ臭いドーナツと成り果てました。(笑) 「ソーセージ」はグレードが少し上がった感じで、生でも結構食えました。「サーモン」は、まあまあの出来でしたが、塩味がちょっときつすぎて失敗。薫煙時間も短かったし。 「かまぼこ」「ゆで卵」はスモークの香りはするけれど、味にはあまり出て来ませんでした。「たくあん」は日本の伝統燻製料理と聞いたのでやってみましたが、ただのたくあんでした。 多分もっと長時間スモークしないといけないのでしょう。 スモークは最初の試みでしたが、これはちょっとやそっとやったくらいでは真のスモークは出来ないですね。 2度、3度、4度とスキルアップしてゆくことが必要です。 食材選び、薫煙の時間、下ごしらえなどもっと研究することがありそうです。今後も引き続きやっていきます。 短時間で出来る物は手軽なのでお勧めですね。そんなに難しい物ではないですし。 その他の食材についてはもっと研究の余地ありかな。あっと驚く様な食材で、しかも旨いものを作ってみたいなぁ。それには数々の失敗が必要かも...。(笑) |
もはや必要なし・・・??? 焚き火にくべられる1号・・・ |
うわーっ!発火! もはや誰にも止められん!!! |
燃え尽きたよ・・・、真っ黒にな・・・ (号泣) |
今後もやっていく・・・のに燃やすんかい!!!??? まぁ、箱はタダなんだけど・・・持って帰るのも箱がデカイから無理だしな。 だって車に積んだら焦げ臭いじゃん。家に置いてても焦げ臭いし...。 ・・・オレらに一時の楽しみを与えてくれたスーパースモークマシン1号よ、安らかに眠れ!!!(号泣) ありがとう。スーパースモークマシン1号。.....そして出でよ、グレートスモークマシン2号! マジで?(笑) |