2004年度版 秋キャンプ
2004年11月12日(金)〜14日(日)


今年も「オレら流キャンプ術」主催、秋キャンプの季節がやってまいりました!場所は三重県香良洲町「浜風公園キャンプ場」!日本各地より集まってくれた精鋭キャンパー達!(笑)は僕(中川A)・T野村・ノモさん・たくみさん・くりおさん一家(くりおさん・のたまんさん・くりぼ・たいこ)・つっちゃん父娘(つっちゃん・ERIKA)の、

総勢10名!

今回T野村が仕事で遅れるということで僕は単身フィールドに乗り込みました。徒歩なのですが、地図上では歩けない距離ではないと思ったんで、なんとかなるだろう・・・と出発。
まずは役場で受付。最寄り駅「高茶屋」駅(JR紀勢本線)から役場までは相当距離があるのでタクシーに乗りました。

そこで役場の人に、「ここから歩いてキャンプ場までどうやって行ったらいいですか?」と聞くと、
「・・・無理ですよ。遠いですよ。」

と言われ、「えー!どうしよう・・・」と困っていると、
「これからキャンプ場まで車で送ってあげましょう」という役場の人のありがたいお言葉。(笑) 普段はT野村の車にてですが今回は役場のおっちゃんの車(軽自動車)に同乗してのフィールド入り!!!(実際には2キロなので歩けないわけではない)

ん?なんだ?あのテント。 ハイネケンでとりあえず乾杯!

真昼間からたくみさん轟沈!

フィールドに着いてまず辺りを散策。土手に登ると雄大な海原が広がる。「・・・ん?あんなとこにテント張ってるやつがおる・・・誰や?」 そう、すぐに思い当たりました。実は前日夜からたくみさんがこのフィールドに一番乗りしているのです。

たくみさんは前日の夜に三重県入りして遠い駅から15Kmも歩いてここまで来たそうです。しかも巨大なキャンプ道具を背負子に背負って。。。ツワモノです。

携帯で電話を入れてみました。

「もしもし〜、中川です。」
「たくみですー、中川さん、今どこですか?」
「後ろにいます。」(笑)

再会を祝してともかくハイネケンで乾杯!「ここ、浜はテント設営禁止なんですよ。」 
「え、そうなんですか?じゃあ移動しましょう。」

というわけで場所を移動。しかしこの後大変な事態がオレらを襲う・・・

この後気を良くしたたくみさんは次々に飲酒。ビール・・・日本酒・・・ウィスキー・・・どんどん杯を重ねていきます。本当なら僕も共に飲み狂うところですが、まだ昼間だということと、今回オレら流キャンプに初参戦の「つっちゃん父娘」が夜中に到着するということもありましたので、それまではと飲むのを控えていました。

しかしたくみさんはそんなことお構いなしにドリンク&ドランク・・・そして


轟沈

ありゃりゃー・・・潰れてしまいました。でもオレなんかはよく知っているのです・・・酒に潰れたたくみさんはちょっとやそっとじゃ絶対に目が覚めないって。

「当分起きませんのでその間に買出しして来ましょうか。」 買出しを済ませ、夜の宴の準備。

今回初参加のつっちゃんが来るまでは一応シラフでいた方がいいからね。 多少酒に酔っていても正気でいなければ。(笑)

すると、突然たくみさんが起き上がり、

「中川さんが3人いる〜」

えええ???たくみさん、どないしはりましたんや!?謎の言葉を発し、そのままたくみさんは走って(欽ちゃん走り?)テントの中に入ってしまいました。

「大丈夫ですか〜?」恐る恐るテントの中を確かめに行った皆の目に飛び込んできたものは!!!










・・・残念!

つっちゃん到着を無事に待てなかったたくみさんの変わり果てた姿でした。
「・・・天晴れ!それでこそ武士の子じゃ!」(号泣)
「まだ息がある。誰ぞ、介錯を!!!」


・・・とまぁ、一日目はそんな寸劇をやりつつ更けて行きました。(たくみさんは潰れると色んな体勢で寝れます)(笑)

その後、T野村、つっちゃん父娘と到着し、全員集合と相成ったのでした。





つっちゃん家の特設囲炉裏 謎の笛

つっちゃん家のキャンカー

夜が明け、つっちゃん家特設囲炉裏を設置。地面への断熱効果も完璧でローインパクト。直火禁止のキャンプ場でも全然芝を痛めずに焚き火・調理が出来ます。そして『謎の笛、デイジュリドゥ(オーストラリア)』を吹き、『謎の太鼓、ジャンベ(アフリカ)』を打ち鳴らします。

次から次へと何かが出てくる、つっちゃん家の車(キャンピングカー)は魔法の倉庫か、はたまた四次元ポケットか??? 本人曰く、
「部屋ごと移動してきたようなもんですから」 うーむ、こりゃすごい。さーてこれから何が飛び出すのかな〜♪


ダッチオーブンを加熱! 生地をこねる

ピザの焼き上がり♪ うまい!

マキ割りをしてみる シシ肉・・・獣の味がした

くりお家特製、ベーコン

ダッチオーブンで調理、ピザを焼き、ベーコンを作る。網でシシ肉を焼く。はたまた、お好み焼き・チャーハン・さーたーあんだぎーと次々に料理が作り出されます。調理の焚き火に使うマキも斧(ハンドアクス)で割る。この後フィールドを去るその時まで食って食って、喰らい尽くす秋キャンプとなりました。(笑)

投げ釣りには最高の日和 くりぼが遠投する

フグが釣れた。すげー怒ってる。(笑)

波打ち際を一人歩く、うら若き?女性 夏の終わりの砂浜を思い出させる

ブラックマークをなぞる、たいこ

そして釣りもやってみる・・・釣れるのかな? 結果、ノモさん「セイゴ」、中川A「コトヒキ?シマイサキ?」、くりぼ「クサフグ」、つっちゃん「カレイ」と、このように釣果が上がりました。もうちょっと海岸から近かったらね・・・もっと釣りにも力入れられたのにな・・・そこんとこちょっと残念。

釣れた魚は食いましょう 『\150/gの牛肉と「うずら豆」の煮込み・テキサス風』

ちゃんこだっけ?寄せ鍋だっけ?
これもやたらうまい!

そして食は夜の部へ。(食うてばっかしやがな)(笑) 鍋(洋風・和風)と素揚げ天ぷら、スモーク。そして酒もありとあらゆる美酒があたかも水の如く皆の体内へと流し込まれていきます。

≪\150/gの牛肉と「うずら豆」の煮込み・テキサス風≫ の作り方

1、ダッチを暖めて、「安物の細切れ肉」「たまねぎスライス」「ニンジンのぶつ切り」を「ニンニク」と炒める。
2、軽く「塩コショウ」をしたら水を適量放り込んで1時間以上煮込む。
3、「うずら豆」や「レンズ豆」「レッドビーンズ」「ヒヨコ豆」などの缶詰を、何でもいいから放り込む。
4、10分ほど煮込んだら「固形ビーフストロガノフの素」を適量入れる。
5、「オレガノ」「バジル」などの適当なハーブ(気分次第)で香りをつける。
6、ひたすら喰らう。。。

そんな感じ。要するに「適当」なのです。。。でも、「本気」の場合?は「すね肉」「ランプ肉」などの、赤身で硬い肉を使うんです。それが箸で切れるほどになるまで煮込むんです。ただ、煮込みに4時間ほどはかかりますが…それが楽しいのです。
酸味が欲しい場合は「ホールトマト」を入れるとOK。お子様向きなら「ハヤシライスの素」を使うと甘くてGoodです。

なるほど・・・この『\150/gの牛肉と「うずら豆」の煮込み・テキサス風』は相当美味かったです。オレもなんとかマスターしたいなぁー、と思いましたよ。

今回の極上日本酒 ビンゴ大会1位は中川A!

つっちゃんが弾き語る

 兵庫 小鼓 純米大吟醸 【路上に花有り】 720ml

「此処に美酒あり、名づけて小鼓といふ・・・」(虚子)の句碑を授かる名醸蔵。丹波の故郷でうまれる上品で爽やかな風味の酒です。香りは派手すぎず穏やかで静かな森の様な表現が深くて鮮やかなブルーの瓶に入っていて口元も通常とは異なり似合います。くびれており、コルク栓がしてあるので飲み終わっても飾っておけるのが嬉しいです。

今回の極上日本酒はいつもとは違って「辛口」で、目を癒してくれるような綺麗なビンのものを選びました。しかし暗いからビンが綺麗なのかどうかわからんかったね。(泣) 他、つっちゃんから頂いた日本酒各種数リットル(笑)を竹筒に入れて燗にしました。

そして恒例?ビンゴ大会、囲炉裏を囲んでつっちゃんの弾き語りに皆聞き惚れ、ある者は涙を流し、またある者は太鼓を叩いて踊り狂い、オレら流キャンプ最後の夜は更けていくのであった・・・







朝から曇り気味 朝からたいこは元気 恐る恐るMREを手に取る二人

三日目の朝・・・なんだか曇り気味。午後から雨が降る可能性がぐっと高まるのだそうな。こりゃ午前中にテントたたんでしまわないといかんかな?
しかし子供らは依然元気。(笑) 二日酔いでグッタリしている大人たちを尻目に遊びまくります。駄菓子屋で買った飛行機を飛ばして遊ぶわ、サッカーボールは蹴るわ、ナイス蚊っちでハエは感電死させるわ・・・

食もまだまだ進みます。夏キャンプの残りのMRE(No.21チキンシチュー)を恐る恐るながらも食べ、昨晩の残りの鍋にうどんを投入し、シシ肉も焼き、お好み焼きも焼き・・・止まるところを知りません。また体重増えてるんだろうなぁ・・・ 以前のサバイバルキャンプなんかもう出来ないような身体になってしまいました。(笑)

集合写真。面が割れないように(笑)遠目から撮影。

集合写真・・・やっぱこれは撮らんとね。ちゃんと最初来た時に「地鎮祭」をやってこのキャンプの皆の安全を祈願したので無事に生還出来ましたよ。やっぱ必要やね、地鎮祭。

もう片付けなきゃ・・・(泣)

今回のキャンプで残念だったこと・・・「マンボウ」が食べられなかったこと。なんでも台風が多かったためかマンボウが全然捕れないとのことでした。
そして松坂市の近くまで来ておきながら「松阪牛」が食べられなかったこと。スーパーに行っても売ってなく、あるのはタスマニアビーフとか他の和牛のみでした。話に聞くと、松阪牛は高すぎて地元の人間は食べない・・・ということでした。

そうなのか・・・マンボウ・松阪牛は三重に来さえすればどこでも手に入って食べられるのかと思ってた・・・これは勉強になりましたね。今後のキャンプは「リベンジマンボウ」「リベンジ松阪牛」が合言葉やね!

それではまた今後のオレら流キャンプをご期待ください!



  

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